自己分析はできたけど、自己PRの書き方がわからない。自己PRってどうやって伝えたらいんだろうか。
こんな悩みを解決します。
✔︎ 本記事の内容
自己PRの書き方に困っている人に自己PRの作り方を徹底解説します。
自己PRの書き方があまりピンとこない。
そんなあなたは、この記事を通して自己PRの「書き方」をしっかり学んでいってください。
✔︎ 本記事の信憑性
この記事を書いている私は、
・2020年4月現在、社会人2年目、2年前に就職活動経験済み。
・サマーインターンシップに3社参加
・IT関係企業で1ヶ月のうちに5社内定
・第一志望の企業から内定をもらい就活終了(4月中)
・エントリーシートは要点だけ抑えてほとんど突破
という経歴を持っていますので、記事の信頼度は十分かと思います。
本記事では、自己PRの書き方・構成について詳しくお伝えします。
まだ自己PRをうまく言語化できていない方・作ったけど文章に不安がある方は必見です。
自己PRとはどういうものなのか
エントリーシートにおいて自己PRは非常に多く書く機会を求められます。
しかし、企業によって出題の仕方は微妙に違い、どこまでがPRか迷う学生も多いかと思います。
例えば
・あなたの強みを教えてください
・自己PRを○字程度で書きなさい
・あなたが大事にしていることを教えてください
と並べてみると
結論から言うと、最後の「大事にしていること」だけが自己PRには当てはまりません。
それがどういうことか。
自己PRは、あなたがどういう人間なのかを抽象的な表現を用いて伝えるために出題されます。
最後の「大事にしていること」は具体的にどうしたかをを聞かれているので異なります。
また、自己PRと同じくらいよく聞かれるのがガクチカ(学生時代に頑張ったこと)です。
しかしこれもまた、自己PRとは違い書き方が明確に異なります。
自己PRを書くときは「協調性」「継続力」といった抽象的な言葉であなたの強みを表現します。
一方で、ガクチカを書くときは「成果」へのアプローチについて具体的にストーリーを展開する必要があります。
ガクチカの書き方は以下の記事でわかりやすく紹介していますので、ガクチカの書き方がわからない方は参考にしてください。
ではなぜ、自己PRは抽象化された表現を用いる必要があるのか。
それは、企業相手に質問を誘導し、ある程度自分の中で話すことを筋立てることに役立つからです。
自己PRは基本的に面接において一番初めに質問されることが多く、いわばプレゼンテーションと同じ。
この後に待ち受けるのは質疑応答(=深掘り)です。
自己PRのプレゼンテーションでは、相手に「ここどういうことだろう?」と思わせることが重要です。
質疑応答において面接官に質問してもらうためにも抽象的な表現を用い、次に準備する必要があります。
自己PRは抽象化された表現を用いわかりやすく伝える、ということを念頭に書き方を学んで行きましょう。
自己PRを書く前にすべきこと
さあ、自己PRを書くぞーー!!!って何書けばいいんだ!
となる方は一定数いるかと思います。
そうならないためにもまずはじめに自己分析を行いましょう。
自己分析しないことにはあなたのことを抽象化する言葉が本当に正しいのか、そもそも強みの源泉が何かを知り、表現することは難しいです。
自己分析のやり方は以下の記事で徹底解説していますので、まずご覧になって自己分析から始めてください。
自己PRの構成は2段階、簡潔に書くことを意識して書こう
自己分析を行い、自分の強みがわかったらいよいよ自己PRを書いていきましょう。
自己PRの構成は以下の2段階です。
結論ファーストで自分の強みを述べる
まずはじめに「私の強みは〜です」と結論を先に書きましょう。
例えばですが、
私は大学においてバレーボール部の部活動で周りと意見がまとまらなかった時、全員の意見に耳を傾けました。みんなが心を開いてくれ、結果チームの団結力アップに繋がりました。この経験から、私はリーダーシップ力があると自負しています。
結論が遠すぎませんか?
読んでもらう相手に対して今から「○○力という強み」について話すという道筋を先に示しましょう。
強みの選定方法
強みはできるだけ自己分析で共通するものが多かったものを選びましょう。
なぜなら、
それを強みと呼ぶならエピソードが複数あることを面接官は予期するからです。
例えば先ほどの例で
・リーダーシップ力
を強みとして取り上げました。そうすると面接官は自然と
・何か他にリーダーシップ力が発揮された経験ってあるのか
と気になります。あなたの強みは本当に強みなのかどうか、あなた自身ここで一度問いかけてみてください。
述べた強みは水平展開する
先ほども述べましたが、強みのエビデンスが一つでは弱いです。
複数のエピソードからあなたの強みを証明できないと、
・本当に企業で同じ能力を発揮できるのか
・それはそもそも強みなのか
という疑問を持たれてしまいます。
例えばですが、
私の強みは行動力です。この強みは1ヶ月の留学中に発揮しました。授業を受けるだけでなく、授業後様々なところに訪れ歴史を学びました。
と書いたとします。
確かに行動力を発揮したエピソードではありますが、留学中で次いついけるかわからないから行っただけではないか。
そう推測するのが普通です。
留学に行く前にも行動力を示した経験を述べておくと、行動力がある人間を伝えることができますよね。
これを元に一つ例を示しておきます。
私の強みは行動力であると自負しています。この強みを活かし、以下3点の取り組みで成果をあげました。1つ目は自らテニスクラブを変え、県大会で3位入賞しました。2つ目は1ヶ月の留学経験でTOEIC200点伸ばしました。3つ目は設営から運営まで携わったゼミ交流会を見事成功させたことです。
このように、さまざまなことにおいて「行動」し、その結果どのような成果をあげたか示すとあなたの強みが何かよくわかりますよね。
強みを用いて活かした経験を元に達成した成果を示すようにしましょう。
何より簡潔にわかりやすく書く
上記2点の構成を組む上で意識すべきもっとも重要なことは「簡潔に」書くことです。
いくら強みがいい内容でも文章構成がよくてもわかりやすくなければ相手には何も伝わりません。
以下の例を見てみましょう。
私の強みはリーダーシップ力です。リーダーシップを発揮するにおいて必要なことは、人を先導するだけではなく一人一人に寄り添って意見を聞くことだと考えています。大学時代、サークルの代表を務めメンバーの意見を汲み取り全員の意見を反映させたサークル運営ができました。一人一人に寄り添って意見を聞くことでメンバーの対立も防ぐことができた。このリーダーシップ力を活かして、社会に出ても活躍したいと考えている。
これはどうでしょう。
「リーダーシップがあります。」という言葉が全く刺さりませんよね。
なぜなら根拠があやふやだからです。それに簡潔ではありません。
具体的なことは面接で探ってもらう。この例を文字数は増やしますが簡潔に書くと、
例文
私の強みは「目的に向かって皆を導けること」だと自負しています。小学校の頃からクラスの中心的存在で先生からの信頼も厚かった経験で培ってきました。この強みを活かし大学時代には2点の成果をあげました。1点目はサークルの代表として夏合宿で満場一致の大満足となる成功を納めました。これは私がミーティングでの目的明確化、目的に対する全員の意見を聞き入れ良いものを即投入、当日のメンバーへの声掛けの徹底を実践した結果です。2点目はグループでのスピーチコンテストにおいて優秀賞を獲得したことです。メンバーの練習状況・悩みのヒアリング、最適な役割分担をうまく行い、全員がベストの状態でコンテストに臨めるように注力したことが成功要因です。これらの成果から私の強みは「目的に向かって皆を導けること」だと自負しています。この強みは貴社の〜事業においても活かすことができると確信しています。
とするとどうでしょうか。
面接官はどのような場面でこの人が活躍できるのかイメージしやすくなります。
単に意見を汲み取るだけではなく、目的のために必要なものを取捨選択できる、そこが強みであることを伝えられるといいですね。
自己PRについてまとめ
いかがだったでしょうか。
自己PRを書いてみたが、イマイチ伝えたいことが伝わっていない方は、何が自分の強みの根拠となるのか。
それを如何にわかりやすく伝えるか、を意識してください。
もう一度言いますが、自己PRの書き方は
・結論を一番はじめに持ってくる
・その強みが活かされた場面を水平展開する
・如何に簡潔にわかりやすく強みを述べるか
・それが企業でどのように活かされるのか
これを意識して自己PRを書くようにしてください。
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